このHPは、長野県に住んでいながら神奈川県内の公立高校を受験をしようとしている家族の記録です。
神奈川県では、高校受験を控える学生さんのために神奈川県にある高校について知ってもらうための意イベントがあります。そのイベント、『神奈川の高校展』では、全3つのシリーズに分かれて開催されます。
- 神奈川県内にある公立高校について紹介する『全公立展』
- 神奈川県内にある私立高校について紹介する『神奈川私学(高校)展』
- 神奈川県を12地区に分けた公立高校と私立高校について紹介する『公私合同説明会・相談会』
中学2年生の今回は、3番目の『公私合同説明会・相談会』の鎌倉・湘南地区へ行ってきました。
公私合同説明会・相談会へ行ってきました!
公私合同説明会・相談会 ~ 鎌倉・湘南地区
会場は、日本大学生物資源科学部で開催されました。神奈川県内の高校を12の地区に分けて開催すると言っても、かなりの数の高校が集まりますので会場も大きいです。

大学の施設を見ることもできたため、子どもにとっては、高校以降の進路についても想像を巡らせることができ、予想外にプラスとなりました。
鎌倉・湘南地区に集まった高校は以下です。計35校も集まってます。
公立高校(14校)
鎌倉高等学校 | 藤沢総合高等学校 |
七里ヶ浜高等学校 | 湘南台高等学校 |
大船高等学校 | 茅ヶ崎高等学校 |
湘南高等学校 | 茅ヶ崎北陵高等学校 |
藤沢西高等学校 | 鶴嶺高等学校 |
藤沢工科高等学校 | 茅ヶ崎西浜高等学校 |
藤沢清流高等学校 | 寒川高等学校 |

私立高校(21校)
アレセイア湘南中学校・高等学校 |
柏木学園高等学校 |
鎌倉学園中学校・高等学校 |
鎌倉女子大学中等部・高等部 |
北鎌倉学園女子学園中学校・高等学校 |
鵠沼高等学校 |
秀英高等学校 |
湘南学院高等学校 |
湘南工科大学付属高等学校 |
聖セシリア女子中学校・高等学校 |
相洋高等学校 |
桐光学園中学校・高等学校 |
藤嶺学園藤沢中学校・高等学校 |
日本大学藤沢高等学校・藤沢中学校 |
平塚学園高等学校 |
藤沢翔陵高等学校 |
三浦学苑高等学校 |
聖園女学院高等学校 |
横須賀学院中学校・高等学校 |
横浜隼人中学・高等学校 |
横浜富士見丘学園中学校・高等学校 |
実際に高校見学をして・・・
会場となっている日本大学生物資源科学部は、小田急江ノ島線「六会日大前駅」から徒歩3分の距離にあります。当日は、沢山の見学者がいるので道に迷うことはありません。駅を降りた後は、人の流れに沿っていけば会場へ着きます。


見学者は、友達どうしで来ている子達もいれば、私達のように母と子2人で来ている家族、両親と子どもで着ている家族、中にはお母様のみで見学に来ている人もいました。もし、お子さんが公私合同説明会へ行くことに乗り気でない場合は、親だけで参加しても問題ありません。また、服装については、中学生は制服で来ている子が多い印象でしたが、落ち着いた私服で来ている子もそれなりにいました。親の服装もスーツではなく、私服で来ていました。服装については、派手ではければ特に気にしなくて良いと思います。大学での開催だったので上履きも必要ありません。
集まっている高校の数が多いことと、見学時間を1時間半ほどで終了した方が良いそうなので、私達は、予め見学したい高校を絞って行きました。”みんなの学校情報”というサイトの偏差値と口コミを参照に子どもが良いと思う高校へ見学へ行きました。
各教室に分かれて紹介をしている高校 と 大きな教室に数校が集まって仕切り毎に紹介をしている高校がありました。どの高校もプリントやパネル・映像で学校生活を紹介していました。主に学校の行事(体育祭や文化祭、修学旅行など)や部活動の紹介でした。海外との交流をする行事のある学校もありました。また、どの高校も直接先生に相談できる座席を用意してありました。
鎌倉・湘南地区の高校には、全国的にもレベルの高い公立高校・湘南高校があります。我が家も湘南高校へ見学へ行きました。湘南高校は、学力が全国でもトップクラスのため敷居が高いというイメージがあるからか、あまり混雑していませんでした。高校生活の紹介は、さすが湘南高校、全てにおいて”全力”という印象でした。
私立高校では、「日本大学藤沢高等学校」と「湘南工科大学付属高等学校」が大人気で、大変混雑していて、教室に入れず次の時間まで待つ人もいました。私立高校では、殆ど全ての高校において制服の展示をしていたように思います。

私達は、「日本大学藤沢高等学校」の説明会開始の時間を待っている間、他の私立高校へ見学へ行きました。その際、大変重要な情報を得ましたので、次に記したいと思います。
【重要】神奈川県の私立高校の受験の流れ
神奈川県の高校受験では、公立を第一希望にする場合、私立高校を併願で受験します。その私立高校の併願受験においては・・・
第一希望の公立高校に落ちた場合、必ず入学するという条件の下、内申点の基準を満たしている学生は、試験を受けることなく「合格」することができます。
神奈川県においては、毎年9月1日に私立高校の募集要項が発表され、私立高校から神奈川県内にある各中学校へ連絡されるとの事です。この募集要項では、併願の合格基準となる内申点が発表されます。この合格基準の内申点を参考に公立高校を第一希望とする学生達の併願する私立高校を決定するそうです。

神奈川県では、私立高校を併願することにより必ず入学できる高校があるため、第一希望の公立高校の受験に専念することができます。
残念ながら、私達は長野県内の中学校に通っているため、上記、募集要項の連絡は、我が子が通う中学校へは届きません。そのため、中学3年生の9月に自分で私立高校の募集要項を調べて、通っている中学校の担任の先生から併願したい私立高校の受験について資料を取り寄せてもらうことになります。その後、12月15日受験したい私立高校必着で担任の先生に受験申込をして頂くことになります。
- 中学3年
9/1私立高校・募集要項発表併願する私立高校の決定。担任の先生に受験申込みの依頼し資料を取り寄せてもらう。担任の先生が直接私立高校に連絡することになります。
- 中学3年
12/15私立高校・受験申込み締切り(※必着です)担任の先生に依頼して、この日に必着するように受験申込みをしてもらいます。
見学者が多く人気のあった「日本大学藤沢高等学校」と「湘南工科大学付属高等学校」の内申点の基準を聞くことができたので、参考のため記します。※あくまで2025年以前の基準なので、年度毎に再度確認する必要があります。※その場で各先生に口頭で確認した内申点をそのまま記したので、数値が分かり難いかもしれませんがご容赦下さい。
~ 内申点の合格基準 ~
●日本大学藤沢高等学校
一般クラス | 2年・・・ オール4 |
3年・・・ 4と5の半々 | |
特進クラス | 2年と3年合わせて47点 |
●湘南工科大学付属高等学校
一般クラス | 5教科の平均3.7 |
特進クラス | 5教科の平均4.5 |
上記の内申点の基準を上回れば、公立高校に落ちた際に必ず入学するという確約をすれば、試験なしに合格できます。万が一、公立高校に落ちても、併願した私立高校に通うことができ、路頭に迷うことはありません。ただ、この場合、併願できる私立高校は1校のみで、他の高校は受験できません。
終わりに・・・
今回の公私合同説明会・相談会は、長野県から神奈川県への日帰りで行ったので時間的に厳しいものでしたが、子ども自身は、高校生活を想像することが十分にできたようです。高校の行事は、中学校とは規模が違うことを実感したようです。我が子は、勉強が大嫌いなので受験に対してマイナスイメージをもってましたが、高校生活をイメージできたことにより、高校受験のための勉強が、マイナスイメージではなく、自分が行きたい高校へ行くための手段であることと捉えることができたのではないかと思います。子どもの様子を見ていると、高校受験に対して前向きに捉えることが出来るようになったように思います。
また、大学での開催ということもあって、大学生活も想像できたようで、おまけのプラス事項がありました。
さらに、実際に高校の先生と話すことによって重要な情報を得ることもできました。高校受験に関してネットで調べてはいますが、なかなか実感が沸いてこない部分もありますので、説明会に行くことによって実際に話を聞くことは大切だと実感しました。(長野県から神奈川県は距離的の問題で時間的に厳しいものがあり、この日以降、私は、疲れによる蕁麻疹に悩まされることとなりましたが・・・。)

高校見学は、子どもが高校生活をイメージするのに最適です。子ども自身、高校受験に対して前向きに捉えることができるようになります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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